わたしの知っている多くの学生は、「勉強する」ということを、授業を受けること、机に向かうこと、ノートをとること、宿題をやること、いい塾にたくさんお金を払うこと…等捉えており、それこそが第一優先事項で、「勉強する」ことの最も重要な要素であると考えています。
また、結果を得られていない人ほど前述したような考え方を持ち、そればかりを一生懸命に取り組んでいる人もいます。
悩んでいる本人は結果が出ない原因を、才能がない・頭が悪い等、「自分なんかはいくら勉強してもどうせ無理なんだ…。」となり、テスト直前に30分程度の勉強時間すら設けなくなってしまう方もいます。
やがては、「できないからやる」のではなく、自身は頭が悪いと決め付け、それをやらない理由・考えない理由にしてしまいます。
私自身も中学生時代に「勉強する」ということがわからずに、たまたまの通塾がきっかけとなって、たまたま結果が伴った幸運に恵まれ、「わからない・やりたくない」が「もっとやりたい」と変化を体験することができました。
現在では、その経験は私の人生に大きな影響をもたらし、もし中学時代に変化のないまま今を迎えていたら…と寒気がするほどです。
私の変化の体験を生かして取り組んできた10年程度の塾講師の人生では、多くの生徒に授業の中やテストの対策補習だけでなく、生徒と接する様々な場面において指導にあたることで、すべての教科において驚くほどの変化があり、私と同じように自ら勉強に取り組むような変化も見てきました。
講師の経験や中学生時代をふり返ると、同じ授業を受け、同じ教材を使っていても結果が出る人・そうでない人がもちろんいるわけですが、結果がでない原因というのは必ず存在し、授業の仕方やテストの準備・どのような宿題を出すのか?という点においても、講師が指導を通して一人一人の違いを読み取り対応していかなければならないと感じています。
また、他の地域の中学生に比べ釧路市の中学生にとっては近年ますます、どの高校を受験するのか?ということは、人生の選択肢を2倍・3倍に広げる大きな影響をもたらすと考えております。
ですから、できなかった中学生の頃の私のような釧路の中学生に1 人でも多くの好転のきっかけとなりたいと開塾を決意しました。そして、それは間違いなく釧路市や日本の明るい未来につながっていくと信じています。
ジムという施設を訪れたことはあるでしょうか?その中には様々なトレーニング器具が存在し、身体のあらゆる部分を鍛えていくことができます。利用する人の目的は様々ですが、身体を向上させる目的で利用する方にとっては、闇雲にトレーニングに望んでいても結果は得られにくくこの施設はたちまち時間とお金を浪費する遊園地となってしまいます。そして、そんな方は少なくありません。「身体の向上を目的として時間とお金を費やし、一生懸命にトレーニングに望んでいるにも関わらず、目的を達成できない」ということをわたしはとても残念に思います。
そんな経験をした人はきっと、どうせ「ジム」なんて通っても意味がない…と言ってやめてしまい、「ジム」に通おうとする人の邪魔をして仲間を増やそうとしたりするかもしれないからです。
これは中学生に置き換えると、どうせ「勉強」なんてしても意味がない…と言ってやめてしまうのと同じで、このとき中学生は多くの人生の選択を失う機会になってしまうのです。
どの部分を何のためにどう鍛えるのか?どうなりたいのか?一つの器具にどれだけの時間を費やして、どれくらいのレップ数でトレーニングに望めばよいのか?どんな食生活だったのか?…器具の使い方だけを知っていてもこのようなことを目的にそって利用しなければ、結果に差が出てしまいます。もしたまたま結果が出ても、出し続ける・更なる結果を出すことは難しいのです。
なぜ結果が出ないのか?結果につなげるにはどうすればよいのか?それを導いてくれるのが「トレーナー」の存在です。勉強においても塾講師が、トレーナーとなることが成績向上の鍵であると考えております。
大変多くの教材、サービス、学習塾など学力を向上させるものを見てきましたが、それらは買えば・使えば結果が出るというわけにはいきません。どんなに優れたものも適切な使い方をしなければ機能しません。また、利用者が優れていると思って利用したものが全く役に立たなかったりもします。
ですから、塾講師は優れた知識や知恵を備え・伝えるのみならず、トレーナーとしての役割を担う必要があると考えます。わたしの知る限り、授業や個別・家庭教師と指導形式に関わらず、このトレーナーの資質を備えた講師が結果を出す講師であるように思います。よい授業をする講師はいても、よい指導をする講師の数は大変少ないように感じますし、映像授業などが増えてきた世の中の動きからも減少傾向にあるように思います。
点数がとれない生徒が点数をとるための勉強をするには、インプットとアウトプットの2種類がバランスよくできていることが重要です。どちらかが苦手であるために点数がとれないなんてことが多くあるからです。
インプットとは、見る・聞く・教わることによって知識を吸収すること、「知らない」を「知る・わかる」に変化させていく段階を指します。また、アウトプットとは書く・声に出す・問題を解くなど頭の中にあることを外に出す、「知る・わかる」を「行う・できる」に変化させていく段階を指します。部活で、できない人ができる人にああしろこうしろと方法を見聞きし教わることはインプットにあたりますし、教わったことを実際にやってみてできなければ何度も練習していくというのはアウトプットにあたります。
インプットは十分なのにインプットばかりに時間を割いてしまったり、アウトプットばかりしてインプットが足りないために点数を落としてしまったりという生徒がたくさんいます。また、インプットしたことをアウトプットすることで記憶がより強化されていく場合がほとんどですが、アウトプットしてインプットしていく方が得意な生徒もいます。これは個々によってどちらが得意かは異なりますし、教科によってもどちらを重視すべきか違ってきます。
このように学習を点数に結び付け、効率よく行っていくには2つのバランスが重要で、このバランスを考えることこそ「トレーナー」の役割を担うべき講師の重要な仕事であると考えています。
「しっかり授業をきいてノートもきれいにとっているのに全然点数がとれない。」「宿題もワークもしっかり解いているのに点数は悪い。」「20回も英単語を紙に書いたのにテストになると忘れている。」などは大変よく耳にしますが、これもそこに一つの原因があると考えています。「しっかり授業をきく」「宿題やワークをとく」ことができているからこそ、「点数がとれない」なんて結果にならないようサポートをしていきたいと考えています。
それぞれの特徴にある「自分のペースで勉強ができるorできない」という点についてですが、これが「成績が上がる・変わらない」に最も影響があると考えています。自分がわからないところがわかり、強い向上心があって、自己管理ができる生徒にとって「自分のペースで勉強ができる」というのは最大効率の勉強であると考えます。しかし、「それができたら塾になんて通ってないよ。」という場合がほとんどです。
わたしは学生時代に「個別学習塾」にも「授業形式の塾」にも通いましたが、成績が爆発的に伸びたのは後者でした。また、10年近くにわたって勤めていた学習塾では「個別」も「授業」もどちらのコースも選択できましたが、三人以上の生徒を同時に「個別」授業を行っていくのは学力が高い生徒でない限り満足に指導の時間もとれませし、3教科以上を個別で勉強するとなると大変な金額になってしまい、塾に通う時間も増えそれ以外の時間も大きく制限がかかってきます。ですから、学年順位が大幅に上がるのも「授業」コースに通う生徒たちでした。
なぜ「授業」の方が、成績が上がるのか?ということの結論の一つが「自分のペースで学習する」という点だったのです。
例えば「6ヶ月で体重を5キロ落としたいから走ろう!」と目標を立て改善にとり組んだとします。これを一人で行うのか、同じような目標をもった仲間と取り組むのかというような違いが生じてきます。「自分のペース」で取り組めば「今日はこれくらいやったからいいか…」となるところも、仲間がいると必然的に「仲間(授業)のペース」に合わせなければならない部分が生じ、それが成長の負荷になります。また、一人では2キロしか走れなくとも、仲間となら3キロ走れる場合もあるかもしれません。
授業を行う立場としては、テストや受験の日から逆算して毎回の授業を行っていくわけですから、「授業のペースにさえついていけば結果につながる」という心構えを作ることができ,「何を課題として取り組めばよいのか?」と考える必要が減り、課題の達成により多くのパワーを注げるため、効率が大幅にアップします。また、「授業のペースに合わせたら結果が出たし、これからも頑張ってついていこう」という場合も生じてきます。これが「自分のペース」で…となるとどうでしょうか?必ずしも「自分のペース」が良い結果をもたらすとは限りません。近年より人気の高まっていく個別指導ですが、そのような落とし穴も気をつけなければなりません。
ですから、「ジムすた」ではインプットを目的とする「授業の時間」と、講師が生徒たちの理解度を把握しアウトプットを目的とする「演習の時間」を組み合わせ、「授業」と「個別」のそれぞれの利点が得られ、悪いところを極力打ち消し合うような形式を用いて指導にあたってまいります?また、クラスには定員を設け講師が管理し切れる確信が持てる人数のみ生徒を募集していきます。
『ジムすた』では、わかりやすく楽しい授業をしていくのはもちろんですが、生徒一人一人の「成績向上の妨げになっている原因・習慣・考え方・捉え方」を読み取ることにも力を注ぎ、生徒自らが自分のために自分のことを考え・努力することをサポートする場を作っていきます。講師は「教える」という上からのスタンスよりは、「取り組むべき最善の課題」を提案していく「トレーナー」といったような立場をとって、直接指導にあたることでしかできない強みを生かしていきます。また、映像授業などテクノロジーが導入されている昨今ではそうしたサポートは減少傾向にあり、サポートを必要としない一定の学力とモチベーションを備えた生徒のみがテクノロジーの恩恵を受け、益々学力の格差が大きくなっています。
ですから、この「ジムすた」では、様々な生徒や学校に対応するための教材と講師は「器材」となり、得点アップのツボ、苦手単元の原因と対策を読み取る講師は「トレーナー」となって、「より少ない時間で、より高い効果を得られる」アプローチを目的にそって提案・学習していきます。
他の塾生と同じように一緒に1 週間無料で授業が受けられる体験授業を行っています。体験後の入塾の義務は一切ありませんので、お気軽にご参加下さい。
月~土曜日 15:00~23:00 日・祝休み
※祝日の振り替え授業は致しかねますのでご了承下さい。
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